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樹木治療

Tree treatment

相次ぐ倒木事故を防ごう

Stop Falling Tree Accidents

戦後の高度経済成長期(1950~1970年代)、日本では道路や公園などの都市基盤整備が進められ、多くの樹木が植栽されました。
これらの樹木は、街並みの景観向上や公害対策を目的として、公園や街路樹をはじめ、学校、病院、公共施設、工場などさまざまな場所で育てられてきました。
しかし、植栽から50年以上が経過した現在、樹木の老朽化が進んでいます。さらに、異常気象や自然災害の増加、病害虫被害、特定外来生物による食害などにより、倒木のリスクは年々高まっています。

倒木事故が全国で発生しています

倒木による死亡事故が複数報告されています。
2019年には、倒れたマツが自動車と接触し、助手席に乗っていた小学5年生が死亡する事故も発生しました。

樹木別の発生件数

国土交通省の資料によると、2021年4月から2024年11月までの間に、道路や公園において発生した倒木等の件数と樹種別の発生状況が公表されています。
以下は、倒木等の発生件数が多かった樹種の一覧です。

※順位は倒木等の発生件数の多い順です。
※出典:国土交通省資料

1. ケヤキ … 230件
2. 桜 … 200件
3. コナラ … 140件
4. クロ松、アカ松 … 70件
5. クスノキ  … 30件
6. クヌギ  … 30件

植栽から50年以上が経過した樹木では、老朽化や内部腐朽が進み、倒木の危険性が高まっています。
また、台風や豪雨などの自然災害、剪定後の切り口からの腐朽、キクイムシやシロアリによる被害に加え、近年では特定外来生物であるクビアカツヤカミキリの幼虫による食害も大きな問題となっています。

これらの要因が重なることで、樹木の強度が低下し、倒木リスクが高まります。

倒木した理由・原因

国土交通省に報告された倒木事故の中で、判明した理由・原因は以下の通りでした。

  • 樹木の老朽化: 植えられてから50年前後(または50年以上)が経過していた。
  • 自然災害・気候変動: 異常気象や温暖化などの変動により、幹や根内部の水分量、微生物・細菌のバランスが変化し、強風によって倒木した。
  • 不適切な剪定: 剪定作業の後、切り口の手当て(殺菌・保護治療)をしないまま放置されていた。
  • カビ(木材腐朽菌)の発生: ベッコウタケ、コフキタケ、サルノコシカケなどが繁殖し、樹木の強度を低下させた。
  • 害虫による食害: シロアリや、カミキリ虫の幼虫であるキクイ虫などによる被害。
    (※近年では、特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」による被害が倒木リスクを特に急増させています)

注意ポイント ~倒木しそうな樹木の見分け方~

倒木の危険がある樹木を見分けるために、特別な資格や専門知識は必ずしも必要ではありません。
樹木医や樹木管理の専門家、自然観察員の方はもちろん、これまで樹木にあまり関心がなかった方でも、いくつかのポイントを知っていれば危険なサインに気付くことができます。
大切なのは、日頃から樹木の状態に目を向けることです。

ここでは、倒木の危険性を見分けるための主なポイントをご紹介します。

  • 木を見上げた時に、花が咲いていない枝や枯れ枝がある。
  • 木の枝や幹にカビが有る。
  • 根元にコフキタケやベッコウタケ、サルノコシカケなどのキノコが生えている。
  • 根がアスファルトを持ち上げている。
  • 樹木の幹や枝にヒビ割れが有る。
  • 枝同士が擦れ合い、外皮が剥がれている。又は傷が有る
  • 花が咲いた後、小枝が落下している(桜の木など)。
  • 以前剪定した切り口に穴が開いている。
  • 樹木が斜めに生えている。
  • 根元付近の幹などに小さな穴があり、木の粉(フラス)が出ている。
    ※キクイ虫の様です。特定外来種のクビアカツヤカミキリの場合は、最寄りの役場に直ぐに連絡して下さい!

写真で見る危険なサイン

枝や幹の外皮にヒビ割れや剥がれがある

根元近くの幹が空胴、腐朽

過去に剪定した切り口に穴が開いている

根元近くの幹に穴とフラス(木の粉)が有る ※キクイ虫によるもの

剪定ししばらく経っても新芽が出てきていない枝が有る①

剪定ししばらく経っても新芽が出てきていない枝が有る②

幹や枝にカビが発生している

幹や枝にキノコが生えている

根元にキノコ(ベッコウタケ)が生えている

根がアスファルトを持ち上げ倒木した例

根の張りが弱まり、根元から倒木した例

枝葉が重くなり、幹が耐えられなくなった例

クビアカツヤカミキリとは

特定外来生物であるクビアカツヤカミキリは、近年、国や各都道府県が公共施設の樹木などを対象に、主に6~7月頃に生息調査を実施しています。
このホームページをご覧になった方で、公園や街路樹以外にも、工場の敷地内や民家・事業所の庭などで本種を発見した場合は、役場などの関係機関へご連絡いただき、調査や防除へのご協力をお願いします。
早期に発見できれば、大切な樹木を守ることができます。

クビアカツヤカミキリ(成虫)

クビアカツヤカミキリ(幼虫)

クビアカツヤカミキリの住処となり、傷んだ幹

「樹木診断」プロによる診察

Tree diagnosis

ここまでは、プロの専門家や樹木医でなくても「治療が必要かどうか」を目で見て判断できるチェックポイントをご紹介しましたが、近年、各自治体が注目している最新技術があります。

それが、「樹木のCTスキャン(音波診断)」です。
これを用いることで、樹木内部の腐朽位置などをきれいな断面画像として表示できます。
「悪い部分で枝を切り、切り口を治療すれば十分」なのか、あるいは「全体が腐って空洞化しているため伐採すべき」なのか、はたまた「移植して適切な土に植え直すべき」なのかを、画像をもとに的確に判断できるようになります。

しかし、このCTスキャン技術を使用するには大きなコストがかかります。
公園や街路樹などの樹木を1本診断するだけでも、診断料としておよそ6万円が必要となります。
これを全国の自治体規模で見ると、全体で数百億円から1兆円もの莫大な国費負担となってしまいます。
そのため、「予算の確保が難しく、CTスキャンによる診断を行えない…」と悩む自治体も少なくありません。

では、予算をかけずに樹木の健康状態を知るには、どうすれば良いのでしょうか。

「音」で判断する打診法

樹木の内部がどこまで腐っているか、どこまでが正常な状態なのかは、実は「音」で判断することができます。

例えば、害虫の侵入による食害や腐朽の進行状況は、外観写真やカメラだけでは捉えきれません。そこで用いられるのが、プロの害虫駆除業者が行うような、木槌やトンカチ、ドライバーなどの身近な道具を用いた「打診」です。
健康な木は「カッカッカッ」といった中身が詰まっている音がしますが、
木部を叩いた際に「コンコン」と響く乾いた空洞音や、表面を押した際の窪みは、内部の空洞化を示すサインです。
また、腐朽によって組織が軟化している箇所を叩くと、「ボンボン」「ボコボコ」といった特有のこもった鈍い音が響きます。

この手法であれば、多額の費用をかけることなく、樹木の腐朽箇所やその範囲を的確に把握できます。
すでに一部の自治体では、この「音による診断」を活用し、予算を抑えながら効果的な治療や剪定を行う動きが始まっています。

樹木の治療

Tree Treatment

樹木治療とは、健全ではない樹木の病気や怪我を手当てし、治癒させたり症状を和らげたりする行為のことです。
悪い菌や環境悪化によって弱ってしまった樹木(衰弱木)に適切な手当てを施し、
再び元気に生い茂るように「樹勢回復」を図ります。

樹木手術

カビや腐朽菌(ふきゅうきん)によって内部が空洞化し、「からっぽ」になってしまった樹木を治療する技術です。
人間の体でいう「脳や心臓」にあたる健全な部分をしっかりと保護しながら、病気にかかった患部(腐朽部分)を摘出・殺菌。その上で、人間の「筋肉や骨」にあたる支持組織を補強・治療することで、樹木の命を救い、再び自立できるように再生させます。

地下部分根の治療

地上面だけの剪定作業だけでなく、地下にある「根」を治療することも非常に重要です。
「雨が降れば地が固まる」という言葉があるように、根元の上を人や車が通ることで土壌が踏み固められると、水分や養分を吸収する大切な「細根(さいこん)」の生長が妨げられてしまいます。そのため、数十年に一度は地下の「土壌改良作業」を行うことが欠かせません。

土壌改良を行う際は、まず根を慎重に掘り起こし、腐ってしまった根を見つけ出します。
根の腐食は、地上部にある幹や枝、花や果実などの衰退(枯死)に直結し、やがて恐ろしい倒木事故を引き起こします。

原因をいち早く突き止めて腐食部を切断処理し、通気透水性や排水性、土壌微生物の活性化、pHバランスを整えていきます。土壌を整えるとともに「木酢液(もくさくえき)」などを混入することで、根腐れを引き起こすカビなどの糸状菌(しじょうきん)に対する高い防除効果が現れます。

  • 土壌病害: 根を直接腐らせる、根腐病(ねぐされびょう)、褐根病(かっこんびょう)、白紋羽病(しろもんぱびょう)など
  • 腐朽病害: 先ほどご紹介した、地上部の木材(木部)や地面近くの株を腐らせる「木材腐朽菌」など

根腐れの原因を1つ1つ解決して木酢液を土壌に混入すると、防除効果が表われてきています。

環状剥皮(かんじょうはくひ)

土の改良作業の中には、発根を促すための「環状剥皮(かんじょうはくひ)」という特殊な治療法もあります。
これは土壌改良した土を埋め戻す前に、太い根の皮(形成層までの一部分)をぐるりと剥く作業です。
皮を剥がした境目部分に糖やアミノ酸が集中的に蓄積されるため、そこから新しい重要な「細根」が勢いよく伸び、土の中の栄養をぐんぐんと吸収できるようになります。

日本自然保護団体 会員 加藤 高明

お気軽にご相談下さい!

街の造園屋さんでは、剪定、伐採、樹木治療、人工芝張り、防草作業、植栽作業を創業より幅広く承っております。
一般家庭の庭木から、工場の緑地、神社の御神木、公共施設の樹木まで、最近手がけた「樹木治療」の実績の一部をご紹介いたします。

樹木治療の様子


カシの木 キクイ虫退治

桜の木 

ケヤキの木

ヤマモモの木など

治療ビフォーアフター①

事例1:木材腐朽菌の治療

治療前 木材腐朽菌

治療後:健全な枝の完成

治療後:健全な木が完成

事例2:衰弱木の治療

治療前

治療後

治療後

お客様の声
「どこが悪い所だったのかわからないくらい綺麗に再生治療してもらえて本当に驚きました。新芽もたくさん出てきてビックリです!やっぱりプロの技術はすごいですね♪」
この様にお褒めのお言葉を頂きました。

治療ビフォーアフター②

神社の桜の木

治療前:数年前の枝の切り口が腐朽菌により幹まで空胴の状態

治療後:枝や幹より新芽が出て復活しました

治療後:ビール瓶程の太さの枝を切り落としても芽が沢山出て復活

治療後:その他の枝も芽が沢山出て春には満開になりました。

治療後:今後のお花見の季節も楽しみですね!

最後に・・・

今後共、ボランティア活動や剪定作業、樹木治療、造園作業に励んで参ります。
お気軽にお問い合わせ下さい。
スタッフ一同 お待ちしております。

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資料請求・お問い合わせはこちら

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